人間が立つ、歩く、作業するといった広い意味での運動のために必要な身体の仕組み全体を運動器といいます。運動器は骨・関節・筋肉・神経などで成り立っていますが、これらの組織の障害によって、立ったり歩いたりするための身体能力(移動能力)が低下した状態が運動器症候群(ロコモティブシンドローム)といいます。ロコモティブシンドロームが進行すると、将来介護が必要となるリスクが高くなります。何もないところで転んだり、片足立ちで靴下が履けない、横断歩道を青信号で渡りきれないなど7つの項目があり、1つでもチェックがつくことがあれば、ロコモティブシンドロームの可能性があります。